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こんにちは。
少し日が空きましたが、去る2月28日に雄子沢から雄国山・雄国沼に行ってきましたのでその様子を紹介します。。
雄国沼は、猫魔火山の噴火によってできたカルデラ湖であり、標高1100m弱に位置します。
雄国山はその雄国沼を一望できるポイントであり、標高1271mに位置します。
雄国山へはラビスパ裏磐梯から雄国パノラマ探勝路を通って登ることもできますが、今回は雄子沢(雄国沼登山道入口)より雄国せせらぎ探勝路を通って、雄子沢→雄国山→金沢峠→雄国沼→雄子沢のルートをたどりました。
雄子沢よりしばらくは、雄子沢川のすぐ右側を歩いていきました。
この方法ですと、川が何よりの目印になりますので、いざホワイトアウトして方角が分かりづらくても川を頼りにできます(もちろん、地図やコンパスは必須です)。
しばらくはホオノキやトチノキ、ブナなどの巨木の中を歩きますので、自然観察にもうってつけです。
動物の足跡も見つけることもでき、歩いた日はノウサギの足跡が多かったです。
↓雄沢川
↓ノウサギの足跡
雄国沼の近くまで登ると視界が少し開け、霧氷が楽しめました。
晴れている日の霧氷は、この上ない冬の最高のご褒美です。
雄国山に登る前に少しだけ休憩舎でトイレ休憩したあと、雄国山へ登りました。
夏道を使う人もいれば使わずに直登する人もいましたが(後者はかなり急な坂を登ることになります)、僕は後者を選択。
途中から振り返ると雄国沼の大展望を眺めながら、時折霧氷を楽しみながら登りました。
稜線まで出れば山頂まではわずか、展望台を目指して歩きました。
↓霧氷が美しい
↓平日にも関わらず、多くの人が休憩舎で休憩中
↓山頂手前の霧氷
↓展望台が山頂の目印、この稜線歩きが気持ちいい
山頂につきましたら、360度の大展望!
磐梯山や櫛ヶ峰、安達太良山、西吾妻山、飯豊山といった日本百名山がよく見え、眼下には雄国沼や喜多方市街地も見られる、まさに登頂できた人へのご褒美です。
夏でも雄国山山頂からの展望は良いです。
↓右から磐梯山、櫛ケ峰、安達太良山
↓左奥には吾妻連峰、右手前が雄国パノラマ探勝路
↓右奥には飯豊連峰、左手前は喜多方市街地や北塩原村の北山・大塩地区方面
↓何といってもこの景色が見たい!真っ白な雄国沼!
さて、山頂からの展望を堪能したら、今度は金沢峠へ。
夏は車やシャトルバスで金沢峠まで行くことができますが、この時期は除雪されていないため、自分の足で歩いていくしかありません。
かつ、休憩舎より金沢峠までは他の登山者が歩いた形跡は全然なく、新雪を独り占めでした。
ちょうど良い運動になったところで、金沢峠へ無事に到着。
間近で見る雄国沼や喜多方市街地の展望を楽しんだところへ、雄国沼まで下りていきました。
夏はタテヤマリンドウやレンゲツツジ、ニッコウキスゲなどたくさんの花で賑わう雄国沼ですが、この日は何もない大雪原でした。
見事に踏み跡もなく、大雪原を完全に独り占め!一人で楽しみました。
完全に凍っており、ひたすら沼の上を歩き回りました。
そこで楽しんだ後は、来た道を引き返しました。
↓雄国沼
↓喜多方市街地
↓雄国沼の大雪原
ニッコウキスゲのシーズン以外は雄国山・雄国沼を訪れる人はそんなに多くありません。
しかし、1年を通して楽しめる場所であることは間違いありません。
距離が長いので、五色沼等で少しスノーシューを楽しんで慣れてから行ってみることをおすすめします。
※夏とは違い探勝路が分からずに迷う危険性が大きいため、ガイドさんやその道をよく知る方に案内してもらうことをおすすめします。また、ずっと雪の上を歩きますので、スノーシュートレッキングができるような服装、装備をしっかりとご準備ください。スノーシューはレンタルしている施設があり、ガイドさんに頼んだ場合もレンタルすることができます。
※雄国沼休憩舎はあくまでも休憩小屋・避難小屋であり、常駐しているスタッフはいません。トイレは利用できますが、環境保全費として100円をご準備いただけると幸いです。
※雄国沼の様子は、2月28日現在のものであり、今とは違うかもしれません。今後は沼の上を歩けるとは限りませんので、慎重な判断をお願いします。