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2022年春、北塩原村では、「棚田オーナー制度」が始まりました。
場所は大塩地区の川前棚田です。
■「棚田オーナー制度」とは
1年間、棚田のオーナーになっていただいて、「田植えは手植え」「草刈と電柵張り」「稲刈りと稲架(はさ)掛け」「天日干し脱穀し、かぼちゃの収穫」と4回のイベントに参加していただくことにより、田んぼと触れ合い、米作り体験をとおして、これからの暮らし方や農業の在り方について、オーナーと農家と一緒に考えていきましょう、そして、収穫した米をみなさんでおいしく食べていただこうという企画です。
■深刻な棚田の現状
棚田は、かつてはどこにでもあり、景観の保全、災害対策、地下水の保全など環境保全にかかわる重要な役割を担い、棚田農家は生き物と自然の循環の中で、暮らしてきました。しかしながら、近年の米価格の低迷や、高齢化等の問題により、耕作放棄地が増え続けています。
北塩原村も例外はなく棚田が減少しています、これは環境問題の一つでもあり、このまま見過ごすことができない状況に直面しているのです。
■第一回「田植えイベント」の様子
天候に恵まれた、5月下旬に最初のイベント、「田植え」イベントが開催されました。
さあ、みんなで田植え体験です。足を取られながら、腰をよじりながら、中腰スタイルで、1株ずつ、丁寧に植えていきます。
終わったあとは、棚田でコシヒカリと山塩のおにぎりです。自然の中でのランチは気持ちがいいですね。皆さんと、ほのぼのとにぎやかなひと時でした。
次回のイベントは7月です。
■主催者 株式会社あいばせ(北塩原村農業会社)高畑社長よりコメント
農業で豊かな村づくりを基本に、いろいろな方々との縁を大切にしながら、農業の楽しさや大切さを発信していきたいと思いますので、たくさんの皆さまのご参加をいただき、北塩原村のファンになっていただければ嬉しいです。
■棚田オーナー制度の問い合わせ先
株式会社あいばせ(北塩原村農業会社)
TEL0241-23-6078 FAX0241-23-6079
Email: info@kitashiobara-aibase.jp